これから書くことは「ソーラー発電を自分で作りたい」方にも参考になると思います。基本的な方法は同じです。
「経産省前テントひろば」より「明るくしたい」との依頼を受けました。
いままで、「経産省前テントひろば」は太陽電池で明かりをつけていて、イベントの時だけ発電機を使用しています。
「経産省前テントひろば」の場合、ビルの陰になることと、太陽電池設置面積と予算に限りがあるので大掛かりなものは無理です。よって照明はかなり暗いものになっています。
今回は、テントで芸術作品を見せるために「とにかく明るく」する必要があります。ですから、太陽電池ではなく、「事務所でバッテリーを充電してから使う」ようにします。ネットで調べたら、キャンプでそういう使い方をしている人がいるみたいですね。
なお、私には太陽電池の発電システムを作った経験がありません。知識もほとんど無いため、ネットで調べたり、人に聞きながら手探りで作りました。手順の詳細、試行錯誤の過程を記すことによって役立てればと思います。
バッテリーは自動車でよく使う12V直流のものを使います。調べたところによれば、「なんでもいい」訳ではなく、「ディープサイクルバッテリー」という種類じゃなければダメみたいです。理由は、普通のものでは電気を使い切ってしまったら使えなくなるからです。それと、中に入っている液が劇薬なので、密閉されたものでなければ危ないです。
自作ソーラーをやっている人の間で「定番」と言われているのはACデルコ社の「Voyage」シリーズだそうです。ただし、これは重いので、今回は台湾「LONG」社のものを使います。
http://www.chikuden-sys.com/category/battery.asp?id=3832&c2id=98
http://www.ymt7.net/item/WP22-12E/
さて、ここで自動車バッテリーの簡単な使い方について記します。
端子の部分が露出していて、ボルトで止めるようになっています。
次の「ケーブル付きシガーソケット」 を使用し、ケーブルの部分をボルトで固定すれば、シガーソケットに変換できるようになります。
http://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=3AZE-A4KU
しかし、これでは使いにくいので、「ヒッポークリップ」を片方に取り付け、クリップでつまむだけで使えるようにします。
http://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=5A5R-86KP
http://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=3A6R-86K2
最初から片方がクリップになっていて、片方がシガーソケットになっているものが安く売っています。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00JA8QCGO/ref=pd_bxgy_263_img_3?ie=UTF8&refRID=1BNB5RHJ3VQM0HYKD62K
「シガーソケット」とは、自動車で普通に使われている電源ソケットで、もととはシガーライター用だったものが最近では様々な電気製品をつなぐことができます。シガーソケットに繋ぐ電気製品としては、明かり以外に扇風機、カーオーディオ、温冷庫など様々なものがあります。
シガーソケットの活用方法については、こちらに載っているので参考になります。
http://www.cigar-socket.com/
自作ソーラー発電の場合、バッテリーにチャージコントローラーを繋ぎ、チャージコントローラーにソーラーパネルとシガーソケットを繋ぐような形になります。
チャージコントローラーはこのようなものになります。
http://www.ymt7.net/category/15/
今回はソーラーでは無く、「事務所で充電してテントに持っていく」ことになるので、チャージコントローラーは使わず、充電器を使います。充電器は過充電を防ぐため、全自動のものを選びます。
http://www.chikuden-sys.com/category/batterycharge.asp?id=5002&c2id=288
充電する時は、バッテリーの端子部分を充電器のクリップでつまみます。ただし、上で紹介したものはクリップが使いにくいです。
今回は「バッテリーからシガーソケットまで」を解説しました。次回は「シガーソケット活用法」について取り上げます。