「権力者→自覚なき要員(リーダー)→一般大衆」の図式に注意

「らっきーデタラメ放送局」の第215回『表舞台で簡単に群れをつくる方法!』を紹介します。

オピニオンリーダーが現れ、多くの人の注目を集めることがよくあります。そのオピニオンリーダーの発言は登場時こそラジカルだったものの、次第にトーンダウンして体制側に都合がいいようなものになっていく例が非常に多いです。

この仕組みをどう説明したらいいかな、と思っていたら簡潔に説明している動画を発見したので「ぜひ紹介したい」と思いました。

「自覚なき要員」がリーダーとなり、大衆を集団化します。「自覚なき要員」は、権力者から誘導・操作されています。本人は自覚していなくても誘導・操作されることはあります。

権力層は、別個のリーダーを動かし、それぞれが大衆を集め、対立するように仕向けることがあります。リベラルvs保守の対立がわかりやすいです。アメリカでは、民主党と共和党の双方に資本家が支援を行っている事実があります。

大衆を集団にさせて互いに争うように仕向け、分断させることは支配管理の基本技です。

大衆を一つの集団にまとめておくと、必ずその集団に反する反対勢力も出てきます。
最初から権力者によって、どちらの集団も作っておけば管理がしやすいです。

ややこしいのは、権力者層で対立する派閥が、それぞれに大衆側のリーダーを立てて争うことがある点です。大衆は知らない間に権力者の闘争に巻き込まれているわけです。
権力者層は一つではなく、最低でも二つあります。ロスチャイルド家だけが世界を支配しているみたいな話は違うのです。

ですから、特定の勢力だけを攻撃する陰謀論者は対立勢力の尻尾付きであることを疑った方がいいです。

有名な陰謀論者は真実を話しながら誘導している部分があるので要注意です。こちらの記事が参考になります。

多くの陰謀論者が無視する点を盛り込んで陰謀論者チェックリストを作りました~はじめにお読みください①
疑うことは相手のことを知ろうとすることです。信じることは相手のことを知らないようにすることです。どんなことでも、自分で検証できることだけを正しいと信じなさい。自分で検証できないことへの真偽の判定は保留にしなさい。検証できないことを利用する詐欺師に騙されないために。――子子子子(ねここねこ)の本ブログを再開した動機表明の...

仮に民衆側から自然発生的に何かのブームが起こったとしても、権力者がそれを見逃すはずはありません。
権力者の息がかかった要員をその中に潜り込ませ、マスメディアを動員し注目を集めるように仕向ける手口があります。例えば、民衆の歌だったフォークソングが社会ネタを扱わないソフトフォークに置き換わった例が分かりやすいかと思います。

フォークソング - Wikipedia
「日本のフォーク」項目より
「60年代後半には、岡林信康、高田渡、加川良を筆頭に、反戦フォーク、プロテスト・フォークが全盛期を迎えた。」
「70年代後半以降のフォークはメッセージ性が薄いとして、旧来のフォークファンには、あまり評価されてはいない。 」

最近の事例では3.11の原発事故以降行われた「原発やめろデモ!!!!!」は自然発生的な部分があり、言っていることも素朴でラジカルでした。

原発やめろデモ大成功!!!史上空前の15000人が高円寺に!!‐松本哉‐マガジン9
素人の乱カリスマ店長、松本哉さんによるコラム(第43回)

後に「首都圏反原発連合」へと吸収されました。この時に今までのラジカルさや自由闊達さが薄くなり、主催グループが権力的に振舞うようになりました。この一連の流れもラジカルな民衆運動が無力化させられる過程を見ているようです。

先に紹介した「らっきーデタラメ放送局」でも言っているように、目立った群れができたら、いったん群れから離れて、裏側の意図を探ってみるといいかも知れません。